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今月のお言葉 12月

灯火を 消すや火桶の 薄明かり

                                             森鴎外 

 

ある時、夜も更け家に仕えていたお手伝いさんが「もう夜の12時でございます」と言うと、それを聞いて鴎外が叱りつけます。「もう12時とは何だ。まだ12時となぜ言わん。人間は2時間寝たら十分だ」と言ったエピソードがあります。 「もう12時」か「まだ12時」か。はかる物差しは時と場合によりけりですが、たとえば、師走の12月もそうでありましょう。「もう一ヵ月しかない」か、それとも「まだ一ヵ月ある」か。皆さんはどちらでしょうか。どちらにせよ、新元号の1年を振り返ってみたいものです。                

                                           

                                               生往寺住職 安永宏史

                                                                                                        

 

 

 

 

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